350倍 5000倍
7500倍 50000倍
鱗粉を350倍で観察すると鱗粉表面の筋がはっきりわかる。さらに、5000倍に拡大すると1本1本の筋は、高さを持つ構造物であることがわかる。そこで、鱗粉を切り断面を7500倍、50000倍で観察すると、筋は棚のような構造を持っていることがわかった。これが、青色の波長の半分にあたる200nm間隔に並んでいることにより、光が干渉され青色のみが反射される。このように光の波長より短い微少な構造物により見える色を「構造色」と呼び、身近なものででは、CD、シャボン玉の虹色、クジャクの羽根、ネオンテトラの鱗などがあります。色素と違い色あせることがありませんので、繊維やメッキ等で実用化されてきています。